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第11回:設備数と設備能力の検討 ~設備を増やす?それとも設備能力を増強する?~

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現在使用している設備と同等の能力のものを新たに購入・増設するか、もしくは、既存の設備能力を向上させる装置を購入・搭載するか。。。
これは生産システムの能力だけでなく、設備の購入費用や維持費からメンテナンスや作業者の負荷にまで大きな影響を及ぼします。
これを検討するために GD.findi を活用してみましょう。


ここでは以前に Tech Magazine 第9回でご紹介した「作業者の割り振り検討」のケースの生産モデルを考えま
す。

LEXER tecm1


<画面> 初期画面
この生産モデルでは
搬入検査(検査機)→ 中間加工(加工場1/加工場2)→仕上(仕上機)
という工程(設備)の流れになっています。
ここで、生産能力を上げるため、仕上機に関して以下の 2 つの仮説のうちどちらが適しているかを考えます。
① 同じ能力を持つ設備をもう 1 つ追加・配置する
② 既に配置されている仕上機に対して、オプション機構を搭載し、設備能力を向上させる
まず、①の場合を考えます。


※ Tech Magazine 第9回でご紹介した最終モデルを使用します。
モデルについてはこちらを参照ください。

1 モデルの修正

仕上機を 1 つ追加し、仕上工程と関連付けます。

LEXER tecm2

仕上機(新) に対するステーション・アクティビティに関して、作業者チーム(Team)の割当と、そのチームのビヘイビア(ND)を、他のステーション・アクティビティと同様に設定します。

LEXER tecm3

2 結果の確認 – その1

生産レンダリングをして、結果を確認してみましょう。

LEXER tecm4

生産性は、ほぼ変わらないどころか、わずかに低下してしまっています。(前回は 0:39:44 で生産完了)
これは設備が増えても、それを使用して工程を処理する作業者が変わらず、片方の作業者の移動ロスが増加してしまっているためです。
このことから、作業者を増やせば生産性が向上することは明らかですが、ここでは設備のみの変化を検証することとします。
では、②の仮説を検証してみましょう。

3 モデルの修正

①で使用したモデルで、仕上機の数を元に戻し、仕上工程の作業時間を 15 秒から 10 秒に減らします。
これは仕上機の能力増強(1.5倍)による、対象の仕上工程を行う時間の削減と捉えることができます。

LEXER tecm5

4 結果の確認 – その2

設備能力を増強した生産システムの結果を確認してみましょう。

LEXER tecm6

結果を見ると、全ての生産が完了するまでに 0:36:10 となっており、生産能力が向上していることが分かりました。

以上のことから、今回の生産モデルでは
② 既に配置されている仕上機に対して、オプション機構を搭載し、設備能力を向上させる
の仮説の方が適していると判断できます。

今回の生産モデルの場合は、新たに同等能力の設備を購入するよりも、既存の設備能力増強の対策を行う事で充分であるといった結果を導くことができましたが、設備レイアウトや要員編成、また、設備個々の能力や搬送手段などを織り込んで検討を行うことで、さらに精度の高い検討が行えます。


冒頭でも述べましたが、設備の増設や能力強化の検討は生産コストに大きく関与するものです。
このような場面においても GD.findi を使用して検討を行うことが可能です。
ぜひ、ご活用ください。

なお、GD.findi に関する詳細は下記ページよりご覧ください。

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