書籍のご紹介

インダストリー4.0を超える シミュレーション統合生産の衝撃

著者:中村昌弘

発行日:2015/09/07

発行:日経BP社

内容:「シミュレーション統合生産(SIM)」とは、筆者が提案する新しいモノづくりコンセプトです。価値づくり経営、グローバルビジネス、TTM(Time to Market)、MTO(Make to Order)、多品種生産のようなキーワードが重要な時代においては、従来のモノづくりマネジメントから新しい時代のマネジメントへと移行してかなければなりません。

そこでは、IoTなどの新しい情報インフラをベースにした、戦略的なモノづくりの在り方がポイントになります。SIMは、そのような時代においの、挑戦的なアプローチのひとつです。

例えば、経営者が本当に知りたいのは、現場がベストなものかどうか、市場やサプライチェーンの状況が変わってもベストであり続けられるのかどうか、といったことではないでしょうか。

物理的な現場に加えて、コンピューターの中に構築した現場の精緻なモデルを見ることで、その現場の将来にわたる実力を把握しよう、というのが「シミュレーション統合生産」の第1歩です。

本書では、さまざまな運用方法における生産システムの挙動をシミュレーションし、最適なものを見つけることで、よりよい経営に結びつける考え方である「シミュレーション統合生産」について説明します。

日本製造業を立て直す「超ものづくり経営」バーチャル工場技術で現場力を100倍引き出す

著者:中村昌弘

発行日:2015/09/07

発行:日経BP社

内容:日本のものづくりは、大きな曲がり角に差し掛かっています。

製造業は日本経済の重要な基盤ですが、ものづくりのグローバル化が進行するとともに、新しいトレンドの中で、ものづくりの在り方そのものを問い直さなければならない時代となりました。ここで「ものづくり日本」を革新できれば、その強さは不動のものとなりますが、現状のままであれば、世界のものづくりにおける日本の地位は低下していく、という危機感が広まっています。

しかし、企業経営の視点でも、製造領域での現場的な視点でも、そして国家的国策の視点でも、その具体的な戦略について議論している書籍はほとんどないのが現状です。

本書では、今でもなお日本が世界に誇れる「現場力」を強化するために、ITを高度活用してバーチャル空間での生産準備を行うとともに、人材の育成を行うアプローチを提案しています。

グローバル生産の究極形 「仮想量試」による生産エンジニアリングへのレバレッジ効果

著者:中村昌弘、渡邉一衛

発行日:2011/04/04

発行:日経BP社

内容:生産拠点の海外移転に伴い、日本の製造業を支えてきた「ものづくり力」の維持強化が難しくなっている昨今、生産は海外、ノウハウは国内という難題を解決するために、これまで提唱されてきた「QC」「IE」「OR」「VE」「カイゼン」などの業務改革のための方法論を体系化し、使いこなす「生産エンジニアリング」の確立が求められます。

コンピュータ内に構築した「仮想マザーライン」で量産を試行する 「仮想量試」により、これらの方法論は、十分に効果を発揮されます。

本書では、独自の視点で生産現場のシミュレーションを研究してきた著者が、国内企業6社の実例を紹介しながら国内製造業が抱える典型的な課題について、具体的な解決へのステップを説明します。

生産エンジニアリングの「革新力」 生産実体を「見える化」するリアルタイム・シミュレーション技術

著者:中村昌弘

発行日:2010/3/30

発行:JIPMソリューション

内容:コンピュータ内の仮想空間で、工場レイアウト、作業手順、作業性、物流などの生産ライン計画を立案・検証ができる技術があります。

この技術による生産準備の見える化は、部門間コミュニケーションの強化、カイゼンのフロント・ローディング、生産コスト削減、Best Practiceの導出を実現します。

本書では、新しい時代の「生産エンジニアリング」が秘めている革新力を、国内企業の事例を交えながら解説しています。

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